2月18日は、二十四節気の雨水です。
雨水(うすい)とは太陽黄経が330度のとき。
立春が過ぎ本格的な春を迎える予備期間ともいえる頃で、降る雪は雨に変わり、積もった雪や張った氷は解け、水になっていきます。
占星術では、12番目のサイン魚座になります。
うお座は黄道十二星座で、トレミーの48星座のうちの1つです。
しかし、黄道十二星座でありながら3等星より明るい星がなく、空の暗いところでも、観察するのが難しい星座です。
うお座もみずがめ座と同じで、古代メソポタミア文明に由来する星座と考えられていますが、はっきりしたギリシア神話がありません。
アフロディテとその子がエリダヌス川のそばを歩いていたところ怪物テュポンが現れたため、2人ははぐれないようひもをつけて魚の形になって逃げた。 という神話がああります。ただし、これとほとんど同じ神話が、みなみのうお座にもあります。
(大日本図書 星や月より)
魚座 2月20日〜3月20日が誕生日の人になります。
ルーラー 海王星
元素 水
性質 柔軟
魚座は最後の水の宮です。その ”柔軟” という性質は、3つの水の宮のうち、魚座が最も移ろいやすいものであることを示し、他の柔軟宮の中でも、魚座はこの性質が特に際立っています。というのも魚座は、十二宮図の年周期の最後に当たるからです。魚座の期間の終わりには、新たな元素や新たな宮に移行するだけでなく、新たな占星術年に移行し、火の宮に属し ”始まり” の宮である牡羊座に移行するのです。魚座は、すべてのものが溶け込み、新たなるものが創造されやすくなっている原始の海に例えることもできます。
魚座の人の流動的な性格には、この柔軟な性質の一部が反映されています。捕らえどころがなく、非常に感情的で、気まぐれなときもあり、占星術師の友達の言葉を借りれば、魚座は ”十二宮の中で最も涙もろい” のです。多くの場合極めて直感的で、共感的で、思いやりがあり、他人の苦しみを我が事のように痛切に感じ、ときには自己犠牲さえ厭いません。確かに、魚座の問題のひとつは、境界を作れないということにあります。つまり魚座の人にとっては、どこで “自分” が終わり、どこから ”他人” が始まるのかを知るのが難しい場合があるのです。他人を通して自分の人生を生きるという傾向を持つ人もいます。
魚座の記号は2匹の魚が逆の方向に泳いでいる様子を表しており、事実、魚座の人たちは容易に束縛できないことで有名です。彼らは決断を下すのが苦手で、まるで初めはこちら、次はあちらと揺れる潮流に漂っているかのようです。
プラス面としては、魚座と関係のある海王星は、偉大な理想主義やスピリチュアルな向上心、そして芸術的発想を深く刺激することができます。しかしネガティブな面としては、魚座の人は自分をはぐらかしたり、二枚舌を使ったりします。
魚座の人たちは生まれつきの役者です。彼らはその共感的な性質のせいで、与えられたどんな役にも容易に入り込むことができますし、また画家、詩人、音楽家などその他の芸術にも多くの魚座の人たちが携わっています。しかし最も魚座の特徴を体現するのは、彼らがダンサーとなった場合です……。 水の流動性、そして魚座であるルドルフ・ヌレイエフのようなダンサーの優雅さを思い起こしてください。そしてこの宮が足と関係があるということもうなずけるでしょう。
このことは天賦の才として現れる時もあれば、逆に弱点として現れるときもあります。
🌿象徴的オイル
魚座はおそらく最も典型的な水の宮です。そしてメリッサは最も “水っぽい” エッセンシャルオイルです。メリッサという植物自体、水分を高い割合で含んでおり、このためエッセンシャルオイルの抽出には、大量の植物の材料が必要で、結果メリッサのオイルは非常に高価になります。メリッサの癒しと和らげる特性は、魚座の人の心優しい性質を反映していますが、彼らはあまりにも落ち込みやすく、そしてそのとき魚座の人たちは自分自身を慰め、癒すことを必要とするのです。抗うつ剤として、メリッサは最高の地位を占めています。ジェラードは、”メリッサは心を明るく、楽しくさせ、生命の魂を強くする”、と記しています。また著者は不明ですが、あるスイスの原稿には、”悪しき考えを追い払う”と書かれています。
(パトリシア・テーヴィスのアロマテラピー占星術 東京堂出版より)
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