5月20日は、二十四節気の小満です。
小満(しょうまん)とは太陽黄経が60度のとき。「万物が次第に成長し天地に満ち始める頃」です。
小満は、秋にまいた麦に穂がつく頃にあたり、その出来具合に「少し満足する」ひと安心するといった意味だそうです。
占星術では、3番目のサイン双子座になります。
「ふたご座」には、明るい星カストルとポルックスがあります。ポルックスは1等星ですが、カストルは1.6等星なので1等星として分類されていません。
1930年にこの星座のそばで冥王星が発見されています。
ギリシャ神話では、兄のカストルは人間で、弟のポルックスは神で不死だったとされています。そこで、ポルックスは、大神ゼウスに頼み、自分の不死の半分を兄に分け与えました。そして、一年の半分は、神として天で過ごし、残りの半分は地上で人間として暮らしているとされています。
この2つの星はギリシャだけでなく、日本やバビロニアでも兄弟星として呼ばれています。
また、2つを目に見立てた「ニラミボシ」や「カニノメ」などの和名も多くあります。
(大日本図書 星や月「ふたご座」より)
双子座 5月22日〜5月22日が誕生日の人になります。
ルーラー 水星
元素 風
性質 柔軟
ローマの詩人マニリウスは「双子の兄弟のひとりが花のつぼみと春を運んで来た。もうひとりが焼け付く夏を運んで来た」と詠いました。
しかしずっと昔にいくつかの双子の神話が存在し、この詩よりもっと深い意味を持っていました。
それらの神話は、昼と夜の分離、地と空の分離について教えるものであり、またしばしば善と悪との戦いを象徴するものでした。
昔のインドの占星術師は、この星座を男性と女性を象徴する神の恋人たちとみなしていました。
双子座は明らかに、コミュニケーションと理解の惑星である水星と親和性を持っています。
そして、双子座の人々は活発な精神の持ち主であることが多いようです。俊敏で、多才、探究心が強く、社交的で話好き、IQが平均以上であったり、また往々にして話術や文章にも長けています。
双子座の人たちはしばしばメディア、ITなどの形式のコミュニケーションの仕事に惹かれます。 彼らはたいてい魅力的で、時に浮気っぽく、でも全く悪気がないのです。自然に好奇心の赴くままに、ひとつのことから別のことへと興味が移り変わり、仕事や家や結婚相手も、普通の人が快いと感じるよりも頻繁に変わり、逆に言えば、一度に多くのことをしようとし過ぎるのです。
あまりに多くのことを一度にしようとすることからくる精神的ストレスが原因で、身体的症状となって現れるものの、ここでは”精神的な”という言葉がキーワードなのです。 ふたご座の心は休みなく働きつづけ、しばしば彼らは”スイッチを切って”リラックスすることが難しいと感じるのです。その結果、不眠症が最大の問題となるとも考えられ、特に年配のふたご座の人はその傾向が強いといえます。
魅力的で頭が良く社交的な双子座は、自分の影の部分から心理的に自分自分を切り離す、つまり自分の暗い考えやネガティブな行動を認めようとしない可能性があります。
身体的には、双子座は腕、肺そして中枢神経と関係があります。中枢神経組織の最も重要な部位は脳であり、そして脳は主として中枢神経組織によって体とコミュニケーションをしていると言うことを覚えておいてください。
双子座は肺と関わりを持っていますが、その一因は、この宮を支配し、人の肺を満たす”風”の元素です。また、肺もコミュニケーションには不可欠ー生命のプロセスのみならず、しゃべるには空気が必要ーという事実もその要因となっています。
双子座の人は特に幼少期、気管支炎や喘息にかかりやすく、また浅い呼吸をする傾向にあり、これは緊張感やパニックさえも引き起こす可能性があります。
🌿双子座の象徴的オイルはバジルです。
バジルは、肺の感染症や喘息の治療に役立ちますし、いつもは明朗な双子座の人がだるさを感じたりぼんやりしているとき、気持ちをシャキッとさせるのに役立ちます。
同じくタイムやペパーミントは刺激する効果がありますが、一方ラベンダーは双子座の人の活動的になりすぎた心をスローダウンさせ、体にグランティングさせることができます。
(パトリシア・テーヴィスのアロマテラピー占星術 東京堂出版より)
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