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太陽は9月22日から天秤座に

9月22日は、二十四節気の秋分です。

秋分(しゅうぶん)とは太陽黄経が180度のとき。春分の日と同じく太陽が真東から出て真西に入り、昼と夜の長さがほぼ同じくなります。これからしだいに秋が深まっていきます。

占星術では、7番目のサイン天秤座になります。

今から2700年から4300年前にはてんびん座に秋分点があって、秋分の日の太陽がこの星座にかかり、昼夜の長さをひとしく分けていました。それでてんびん座の名がおこったのだろうと言われています。

もっと前の時代ではてんびん座は独立した星座ではなく、さそり座とおとめ座の入り交じった部分だったようです。

このてんびんは女神アストレアが人間の罪をはかるために使うてんびんだと伝えられています。しかし、人間が堕落したためにアストレアは白い翼をはばたかせて天界へかけあがりおとめ座になったといわれています。
                               (大日本図書 星や月「おとめ座」より)

天秤座 9月24日〜10月23日が誕生日の人になります。
ルーラー 金星
元素 風
性質 活動

天秤座の記号は1台の天秤を象徴しており、これだけが唯一、無生物のものによって表される宮です。昔から多くの芸術家たちがその天秤を、人の手に持った形で描いてきました。トルコやインドの古い書物には、男性が天秤を持った姿が表され、中世やルネッサンスの正義を象徴する絵画物語では、女性が天秤を持った姿で表され、またそれはロンドンの裁判所の頂上部を飾る彫像として、長年受け継がれて来ました。しかし古代文明においては、天秤の意義は裁判よりもっと重要だったのです。すなわちエジプトでは天秤はアヌビス神への捧げ物であり、その神は新たに死を迎えた人の魂を、永遠の命を得るのに相応しいか否か計るのに天秤を用いたのでした。またローマ人の天秤座に対する理解とは、太陽が秋分の日にこの星座に入る時、天秤は1年の半分ずつを左右の皿に均等に乗せる、というものでした。

正義、公正さ、そしてバランスというものは、実際天秤座にとって非常に重要です。彼らは競争する人たち両方の立場に目を留め、他の人の考え方を理解しようとし、すべての状況を重んじ、また全ての争いを解決しようとします。天秤座十二宮の中のまとめ役であり、調停者なのです。このことの完璧な例として、天秤座であるマハトマ・ガンディーをあげることができます。彼は非暴力に徹した革命者でした。その知的な革命運動、いかなる立場からも一定の距離を置く手法に、風の性質が非常にはっきりと現れています。

 しかしこの性質は、天秤座の全体像からは程遠いものです。何故なら天秤座の支配星は金星であり、金星は、牡牛座に見られたような美、芸術そして身体的快楽を愛する心をもたらすからです。

 天秤座は一番「社交的な」宮で、パートナーシップのハウス、第7ハウスと関係があります。ですから天秤座の人たちの美を見極める性質が、美しい物だけに留まらないというのは驚くことではありません。

天秤座は腎臓や腰と関係があります。

🌿象徴的オイル
天秤座の象徴的オイルはゼラニウムです。でも本当? パルマローザかもしれない? 実は、天秤座だけがふたつの象徴的オイルを持つことができるのです!

ゼラニウムは何よりも、金星のオイルとしての特徴を示し、アロマテラピーにおいてもバランスをとる最高のオイルとなります。 

ゼラニウムの香を受け付けないという天秤座の人には、パルマローザを勧めます。これはもうひとつの金星のオイルでこれもまた香水に広く用いられ、ゼラニウムとローズの中間のような、芳しく複雑な香がします。

天秤座の人たちは物事の両面を重んじようとし、そして選択し判別しようとするので、もしあなたが天秤座なら、これらふたつのオイルから、自分にふさわしい方を選び、決めることを楽しめるでしょう。

(パトリシア・テーヴィスのアロマテラピー占星術 東京堂出版より)

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