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太陽は8月22日から乙女座に

8月22日は、二十四節気の処暑です。
処暑(しょしょ)とは太陽黄経が150度のとき。「処」という文字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、次第に暑さが収まってくるといわれています。

占星術では、6番目のサイン乙女座になります。

おとめ座は黄道十二星座の1つで、トレミーの48星座のうちの1つでもあります。
うみへび座に次いで全天で2番目に大きな星座で、1等星スピカが目じるしになります。晩春から初夏にかけての星座で、つばさのある姿で描かれ、左手に麦の穂を持っています。
神話には様々なものがありますが、ギリシア神話では、麦の穂を持っていることから農業の女神デメテルとされています。
他にも正義の女神アストラエアとするものもあります。おとめ座の隣に位置するてんびん座は、女神アストラエアが正義を計った天秤といわれています。
                               (大日本図書 星や月「おとめ座」より)

乙女座 8月24日〜9月23日が誕生日の人になります。
ルーラー 水星/キロン
元素 地
性質 柔軟

乙女座はしばしば、小麦の束を抱えている若い女性に例えられます。実際、古代文明におけるこの星座の様々な呼び名には、”トウモロコシの種”や”少女”、”若い女性”といったものが含まれます。太陽は収穫の季節にこの宮を通り抜けますが、乙女座は本来、食べ物や滋養を与える地母神と繋がりがあります。すなわち、バビロニアの大地の女神ニンフルサグやアタルガティス、シリアの豊穣の女神、また時代を下るとローマの農業の女神デメートル(ギリシア神話のセレスにあたる)などです。”Virgo”(乙女)というラテン語は、若い女性を意味しますが、必ずしも処女ということではなく、乙女座にまつわる太古の神話には、大地の女神が天の神と交わりこの世の救い主を産むといった内容のものもあります。イシスとオシリス、そしてその息子のホルスの物語はそのような伝説のひとつであり、またギリシャ・ローマの神話に登場する、アポロンの母レトもそういった女神のひとりです。このような伝説が存在したために、聖母マリアに関するキリスト教の古き教えが、ローマ人に受け入れられたのです。

乙女座は奉仕と労働の宮で、しばしば健康や癒しに最も関わりのある宮と評されます。これは、古くから不健康は労働を妨げるものであると考えられていたからです。つまり健康であれば働くし、健康でなければ働くことができないのです。当然のことながら、癒しと奉仕の考えの間には多くのつながりを見出せますし、実際多くの乙女座の人たちが、看護師、介護士、代替療法士、家庭の母など人を世話する仕事に携わっています。人が世話される必要のあるところには、いつも乙女座の人がいるのです。乙女座の人にとっては、何か役に立つ、価値あることをきちんとやっていると感じることがとても必要なのです。

身体的には、乙女座は肝臓、太陽神経叢、下腹部の消化器官と親和性を持っています。そしてこれらの部位は、乙女座の人が働きすぎたり心配しすぎたりしたときに問題が生じる場所なのです。

🌿象徴的オイル
乙女座の象徴的オイルはラヴェンダーです。ラヴェンダーは水星(マーキュリー)のハーブであり、もっと具体的に言うと、”ヘルメスの杖を持つ役であるマーキュリー”のハーブで、この植物に関することは全て乙女座の性質を反映しています。つまりラヴェンダーは我々に、清潔さ、きちんとたたまれて甘い香りのするリネン、愛情をもって磨かれた家具、お風呂に入れられ優しく寝かしつけられた赤ん坊を思い起こさせるのです。ラヴェンダーは極めてヒーリング効果の高いオイルで、もしたったひとつのオイルしかアロマテラピーに使えないとしたらそれはラヴェンダーであるべきだと思います。何故ならラヴェンダーには、鎮静効果、殺菌作用、抗うつ作用、創傷治癒効果など広範囲の特徴があり、この特性のいくつかをあげるだけで、キロンそして水星が乙女座に影響を及ぼしていることがわかります。乙女座の人自身にとってラヴェンダーは、心配する傾向を和らげ、長時間他の人に奉仕した結果、疲労した筋肉を鎮静し、そして周りへの奉仕で疲れきってしまわないためにこの宮にとって不可欠な、安らかな睡眠というものを促してくれるのです。
(パトリシア・テーヴィスのアロマテラピー占星術 東京堂出版より)

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