古代ギリシャの哲学で世界を構成する四つの要素「火」「風」「水」「土」
宇宙はすべて4つの元素から出来上がっている
四元素は「万物の根源(ルート)」である
「アルケー」宇宙の基礎原理
また「万物の始原」を指します
紀元前5世紀の自然哲学者、医者、詩人、政治家であるエンペドクレスがこの四大元素を唱えました。
後の古代ギリシアの哲学者、自然哲学者のヘラクレイトスや数学者、哲学者のピタゴラスなどにも影響を与えました。
19世紀の心理学者C.G.ユングは、この根本思想を心理学の分野に取り入れました。
アメリカ大陸の先住民(ネイティブアメリカン)の浄化の儀式でも、この4つのエレメントが使われています。
エンペドクレスは各エレメントを神に割り当てました。
(火)ゼウス
(風)ヘラ
(水)ベルセフォネー
(地)ハデス
12世紀ドイツの聖ベネディクト会女子修道院長、神秘家、作曲家、哲学者、治療家であるヒルデガルド・フォン・ビンゲンのホリスティック医学でも四大元素が取り入れられています。
聖ヒルデガルドのヴィジョンでは、
「人間の存在はこの地球、宇宙の中心にあり、人間の内部に小宇宙が包括し、大宇宙とつながっている」
「世界の構成するすべての元素は、人間の内にも存在している。それらと人間は共鳴し合う。それらは土(地)、水、風(空気)、火という名前を持っている」
自然療法の根幹の教えは、「人間と宇宙はつながっている」
健康というのは、心、体、魂において、それぞれのバランスが取れているということである。
西洋占星術でもこの四大元素(4つのエレメント)に12サイン(星座)が振り分けれらています。
火「牡羊座」「獅子座」「射手座」
地「牡牛座」「乙女座」「山羊座」
風「双子座」「天秤座」「水瓶座」
水「蟹座」「蠍座」「魚座」
占星術において、この4大エレメントのバランスが、人の性格や人生に大きな影響を与えています。
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