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占星術アロマ🌟牡羊座 🌿ローズマリー(Rosemary)

ホリスティック医学の先駆者カルペパーが説く心と身体と星の理論『占星医術とハーブ学の世界』という本の中で、
ローズマリーは、牡羊座にある太陽
影響を受ける身体の部分は、頭、心臓、関節を温め乾かす
主な作用は、収斂、駆風、記憶力をよくする
と書かれています。
そして、ニコラス・カルペパーは、ローズマリーは、毎年、太陽が牡羊座のサインを通過する頃に開花し、牡羊座が頭と関連づけられているため、頭と特別な関係がある。その熱と乾の度数は2で、神経と心臓のトニックで、記憶といくつかの種類の(冷たい)頭痛に効く。
カルペパーが意図したのは、惑星、そして場合によっては獣帯のサインを各ハーブに関連づけることによって、どの治療薬が宇宙の共鳴に従って身体のさまざまな器官や部分を強化するか理解できるようにすることだったとも書いています。

ローズマリーは多年生「立性」「半匍匐性」「匍匐性」があり、立性のものは草丈が180cmくらいになります。
地中海が原産で、現代はヨーロッパや中近東、北アフリカ、アメリカ特にカリフォルニアに多く生育しています。

シソ科サルビア属の常緑低木で、和名はマンネンロウ(迷迭香)
学名はSalvia rosmarinus(サルビア・ロスマリヌス)ですが、2017年までの学名はRosmarinus officinalis(ロスマリヌス・オフィシナリス)でした。
2017年に英国の王立園芸協会がローズマリーは実はセージの仲間であるということを宣言し、260年以上にわたって世界中で使われてきたRosmarinus officinalis からSalvia rosmarinus に改名してしまったそうです。

ローズマリーは、ラテン語のros(雫)とmarinus(海)を語源に持ち、「海の雫」を意味します。

また別の説では、名前にあるマリーは、マリア様。
マリア様にちなんだ青い花です。
聖母マリアが幼いイエスを連れてエジプトに逃れた時、緑の葉と白い花で生い茂るローズマリーの中に身を隠し、青いマントをかけて眠ったところ、翌朝、白い花がマントと同じ青色に変わっていたので、「ローズ・オブ・マリー」を呼ぶようになったという伝説があります。
そして、そのおかげで身を隠すことができ追っ手からの難を逃れることができました。
このようなエピソードから、マリー(マリア様)とローズ(バラ)を合わせて「ローズマリー」(マリア様のバラ)というニックネームがつきました。
それから長い歳月が過ぎた今も、ローズマリーはイエス・キリストの背丈よりも成長をすることなく、イエス・キリストが十字架に磔にされた33歳(33年)の月日がたつと枯れてしまうともいわれています。

葉は細くて光沢がある針状葉で、菅状の淡い青い花が咲きます。

使われてきた歴史も古く、ローズマリーについての最初の記述は、古代シュメール人が発明した楔形文字に見られ、フランスの歴史家ジャン・ボッテロが、紀元前1600年頃に刻まれた楔形文字を解読したところ、ローズマリー・ミント・タイムなどを使った料理について書かれていることがわかりました。そのため、「人類最古のレシピ」と呼ばれています。
古代エジプトでは埋葬の儀式で使用され、ファラオのラムセス3世王がテーベの神アモンに125本のローズマリーを提供したとの記録が残っています。
紀元前500年頃の古代ギリシア人や古代ローマ人は、ローズマリーを薬に使いました。古代ローマの医師で植物学者のディオスコリデスは、後の1400年において、医療行為の基礎となった薬草の本「薬物誌」(マテリア・メディカ)を執筆。本の中で、体を温める機能があるハーブとして、ローズマリーを推奨しています。同じく古代ローマの植物学者大プリニウスも、自身の著書「博物誌」において、ローズマリーの効能について記しています。 古代ギリシャ人は、ローズマリーに多くの薬効成分があると考えていました。

ローズマリーは交感神経を優位にする効果があり、
くっきりとした香りが自律神経のバランスを整え心身をリフレッシュさせます。
交感神経を刺激して頭をクリアにして、記憶力や集中力を高めます。
神経を刺激して脳の働きを促し、頭の中をクリアにしてくれます。
憂うつな気分をリフレッシュさせる効果があります。

抗酸化作用や、抗菌・抗ウィルス効果。
血流を良くしてくれるので、冷え性の改善や代謝促進、抜け毛予防にもいいといわれ、
肉料理の臭みを消すハーブとしても使われています。

ローズマリーには、ロスマリン酸と呼ばれる成分が含まれており、花粉症などのアレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑制する作用もあります。
アロマテラピーでもよく使用され、「記憶のハーブ」とも呼ばれています。

精油としてのローズマリーは、精油の成分構成が異なるためケモタイプと呼ばれており、シネオール、カンファー、ベルベノンという3種類があります。

ローズマリー・シネオール:爽やかな香りが特徴の精油です。1,8-シネオール(ユーカリプトール)という成分を多く含みます。
特に血液促進作用や鎮痛作用が優れており、肩こりや筋肉痛・頭痛・偏頭痛・痛風などに効果がある。
利尿作用や発汗作用などもあり体内の老廃物を排出し、むくみやセルライトの改善にも効果的。
消化促進効果もあり、消化不良や腸炎などの緩和にも効果的。

ローズマリー・カンファー:ケトン類のカンファー(樟脳)成分が多く含まれ、香りが濃く強いです。カンファーは特に神経と筋肉へ働きかけるといわれるので、頭痛、筋肉痛、肩こりなどに効果的。
脳を活性化させ、集中力を高めたいときやリフレッシュしたい時。目が覚めなく頭がボーとしている時など。

ローズマリー・ベルベノン:ケトン類のベルベノンを多く含み他のケモタイプと比べると、脂肪分解、免疫刺激、粘液溶解などを得意とします。肝機能調整、去痰、子宮強壮、免疫調整、利尿、消化促進、神経強壮、循環促進、細胞の成長促進などの作用。抗炎症作用もあり、スキンケアやヘアケアに使用されます。

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